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ソースの所在地

Risa/Asir の安定版は, 富士通研究所の web サイトまたは

http://risa.cs.ehime-u.ac.jp
より取得することが可能になる予定である.

本書で利用している Risa/Asir は安定版をもとに改変を加えてある 通称 Risa/Asir Kobe Distribution である. ソースコードおよび Windows 用バイナリ(実行可能形式)は,

http://www.math.kobe-u.ac.jp/Asir/index.html
より取得可能である. Asir contrib パッケージ, OX サーバ等を含んだ, OpenXM/Risa/Asir は
http://www.openxm.org
または
http://www.math.kobe-u.ac.jp/OpenXM
より取得可能である. またこのページにある, CVS web サーバの OpenXM_Contrib2/asir2000 をみると ソースコードの変更状況をみることが可能である. この CVS web サーバで, STABLE タグがついてるのが, 富士通研究所の安定版, HEAD タグがついているのが, 本書に収録されている Risa/Asir のソースの最新版である. なお, たびたびでてくる OpenXM というのは, 数学ソフトをたがいに接続しようという実験プロジェクトである.

最新版のソースは, OpenXM パッケージの一部として,

ftp://ftp.math.kobe-u.ac.jp/pub/OpenXM/Head/
の下においてあるので, unix 系コンピュータを利用している場合は, このソースを取得し, 以下のように入力すれば, 多くの unix 系コンピュータで, OpenXM 版の Asir をインストール可能である. くわしくは, ソースコードに含まれる文書を 御覧になられたい.

cd OpenXM/src
make configure
make install-asir install-asir-doc
cd ../rc
make install

なお,

cd ../rc
make install

は root になり実行する必要がある. /usr/local/bin の下に, Asir をスタートするためのシェルスクリプトをコピーするためである.

OpenXM 版のソースコードは, pari やマニュアル作成のための環境等も 同時に配布しているので, make が簡単であろう. なお, 上でいきなり OpenXM/src の下で make install すると, Asir 以外の不要な OpenXM サーバもコンパイルするので, 要注意である. OpenXM 版は, 起動時に OpenXM 対応のライブラリ群をロードするので, 本来の生の Asir をインストールしたい場合は, OpenXM_contrib2/asir2000 の下の INSTALL に従い, Asir をインストールするとよい.

なお, Omoikane Debian GNU Linux ( http://www.omoikane.co.jp) の math distribution CD には Risa/Asir バイナリが標準添付されている. Make がいやなひとは, このディストリビューションを試す手もある.

最新版の Risa/Asir に cvsup をもちいて同期させる方法等は, ソースディストリビューションの文書 OpenXM/doc/Papers/rims2000.tex および cvsup 用 supfile OpenXM/misc/openxm-cvs-supfile を参照いただきたい.



Nobuki Takayama 平成15年9月12日