1993 年以来、理学部数学科は解析数理、構造数理及び応用数理という三つの講座から構成されている。しかしこの講座への分類はゆるやかなもので、理念の中にもあるように、講座を超えた教育研究体制を模索している。各講座の大まかな分野構成については次の通りである。

解析数理講座 いわゆる解析学を中心にした教育研究を展開している。関数方程式、関数解析、複素解析、非線型偏微分方程式等が主な対象である。
構造数理講座 幾何学および代数学の教育研究を展開している。微分幾何、結び目理論、代数幾何、整数論等が主な対象である。
応用数理講座 さまざまなテーマの数学における教育研究分野の展開が可能である。現在では、確率論、計算数学、情報科学、数理工学等が主な対象である。


現象の変化や無限に潜む数学的構造の解明を目指す解析学において、 関数方程式、関数解析、複素解析、調和解析、代数解析、微分方程式等の分野の教育研究を行う。

解析数理講座の構成
教育研究分野 教 授 准教授 助 教
関数方程式 太田 泰広 檜垣 充朗
関数解析 伊藤 健一
高岡 秀夫
   
複素解析 山田 泰彦    

関数方程式
微分方程式・差分方程式で定義される線形系・非線形系の数理的構造の解析的解明及び特殊関数の基礎理論と現象への応用に関する教育研究を行う。
関数解析
フーリエ解析、流れや波動等が伴う非線形現象の数理及び量子物理に現れる偏微分方程式のスペクトルと散乱に関する教育研究を行う。
複素解析
複素関数論、特殊関数論及び関連する微分方程式及び楕円関数、リーマン面等について、解析的・幾何的・代数的方法による教育研究を行う。


式や空間の持つ対称性や連続性などの構造に着目し、その背景にある数学的本質の解明を目指す代数学及び幾何学において、整数論、保型形式、代数幾何、微分幾何、位相幾何等の分野の教育研究を行う。

構造数理講座の構成
教育研究分野 教 授 准教授 助 教
代数学 谷口 隆
吉岡 康太
佐野 太郎
森本 和輝
幾何学 佐治 健太郎
佐藤 進
ラスマン ウェイン
和田 康載

代数学
代数多様体とその構造理論、モジュライ理論、保型形式と保型表現、整数論に関する教育研究を行う。
幾何学
微分幾何と位相幾何に関して、部分多様体、極小曲面、平均曲率一定曲面、リーマン多様体の特異点、双曲空間、結び目及び絡み目に関する教育研究を行う。


理学、工学、計算機科学、経済学分野と関わる応用数学において、確率論、組み合わせ論、保型形式論、整数論、計算数学、情報科学、数理物理及びそれらの応用について教育研究を行う。

応用数理講座の構成
教育研究分野 教 授 准教授 講師 助 教
確率数理 福山 克司 村山 拓也
計算数理 首藤 信通
藤 博之
谷口 隆晴
岩政 勇仁

確率数理
ランダムな運動、ランダムなパターン形成と揺らぎ及び相転移等の統計物理学への応用に関わる数理的構造について確率論的手法による教育研究を行う。
計算数理
数理科学に現れる計算方法、その計算機上での効率的実装と計算機代数システムの開発及びそれらの代数、代数解析、数理物理等への応用に関する教育研究を行う。