必要なファイルは `asir.tgz' である.
これらは全て gzip で圧縮してあるので, 入手後 gzip で
展開する. まず, インストールするディレクトリを決める. デフォルトでは
`/usr/local/lib' に `asir' というディレクトリとして
インストールされることを仮定している. 以下このディレクトリをライブラリ
ディレクトリと呼ぶ.
# gzip -dc asir.tgz | ( cd /usr/local/lib; tar xf - )
個人的に使用する場合には, `$HOME'などに置いてもよい.
% gzip -dc asir.tgz | ( cd $HOME; tar xf - )
この場合, ライブラリディレクトリの名前を環境変数
ASIR_LIBDIR に設定する必要がある.
% setenv ASIR_LIBDIR $HOME/asir
Asir 本体は, ライブラリディレクトリの `asir' である. `/usr/local/bin' あるいはユーザの実行ファイルサーチパス のどこかにシンボリックリンクを作ると便利である.
# ln -s /usr/local/lib/asir/asir /usr/local/bin/asir
この状態で `asir' を起動してみる.
% /usr/local/bin/asir asir_key not found. You need a key for each machine on which you want to run Asir. In order to get the key, send an e-mail consisting of the following single line to risa@sec.flab.fujitsu.co.jp. ASIR XXXXXXXX After a while, an e-mail will be returned containing only one line like YYYYYYYY YYYYYYYY YYYYYYYY Create '.../asir_key' if necessary and append the returned string to the file.
すると, このようなメッセージが出て `asir' は終了する. UNIX 版
では, マシンごとに key と呼ばれる文字列が必要である.
key を入手するためには,
risa@sec.flab.fujitsu.co.jp
宛に,
ASIR XXXXXXXX
という 1 行のみからなる e-mail を送ればよい. XXXXXXXX は表示された
ID である. 折り返し
YYYYYYYY YYYYYYYY YYYYYYYY
という形の 1 行のみからなる e-mail が届くので, この 1 行を含む `asir_key' なるファイルをカレントディレクトリに作って `asir' を起動してみる.
% /usr/local/bin/asir This is Risa/Asir, Version 991227. Copyright (C) FUJITSU LABORATORIES LIMITED. 1994-1999. All rights reserved. [0]
このようなプロンプトが出れば, 入手した key はそのマシンに対して有効
である. key を書いておくファイルに関しては, 環境変数 ASIR_KEY
の説明の項で詳しく述べるが, ライブラリディレクトリにここで作成した
ファイル `asir_key' を置けば, そのマシン上で全てのユーザが `asir'
を使用できるようになる. `asir_key' には複数のマシンに対する key
を書けるので, ライブラリディレクトリを共有している場合でも `asir_key'
に行を追加していけばよい.
# cp asir_key /usr/local/lib/asir
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