Risa/Asir の安定版は, 富士通研究所の web サイトまたは
より取得することが可能になる予定である.本書で利用している Risa/Asir は安定版をもとに改変を加えてある 通称 Risa/Asir Kobe Distribution である. ソースコードおよび Windows 用バイナリ(実行可能形式)は,
より取得可能である. Asir contrib パッケージ, OX サーバ等を含んだ, OpenXM/Risa/Asir は または より取得可能である. またこのページにある, CVS web サーバの OpenXM_Contrib2/asir2000 をみると ソースコードの変更状況をみることが可能である. この CVS web サーバで, STABLE タグがついてるのが, 富士通研究所の安定版, HEAD タグがついているのが, 本書に収録されている Risa/Asir のソースの最新版である. なお, たびたびでてくる OpenXM というのは, 数学ソフトをたがいに接続しようという実験プロジェクトである.最新版のソースは, OpenXM パッケージの一部として,
の下においてあるので, unix 系コンピュータを利用している場合は, このソースを取得し, 以下のように入力すれば, 多くの unix 系コンピュータで, OpenXM 版の Asir をインストール可能である. くわしくは, ソースコードに含まれる文書を 御覧になられたい.
cd OpenXM/src make configure make install-asir install-asir-doc cd ../rc make install
なお,
cd ../rc make install
は root になり実行する必要がある. /usr/local/bin の下に, Asir をスタートするためのシェルスクリプトをコピーするためである.
OpenXM 版のソースコードは, pari やマニュアル作成のための環境等も 同時に配布しているので, make が簡単であろう. なお, 上でいきなり OpenXM/src の下で make install すると, Asir 以外の不要な OpenXM サーバもコンパイルするので, 要注意である. OpenXM 版は, 起動時に OpenXM 対応のライブラリ群をロードするので, 本来の生の Asir をインストールしたい場合は, OpenXM_contrib2/asir2000 の下の INSTALL に従い, Asir をインストールするとよい.
なお, Omoikane Debian GNU Linux ( http://www.omoikane.co.jp) の math distribution CD には Risa/Asir バイナリが標準添付されている. Make がいやなひとは, このディストリビューションを試す手もある.
最新版の Risa/Asir に cvsup をもちいて同期させる方法等は, ソースディストリビューションの文書 OpenXM/doc/Papers/rims2000.tex および cvsup 用 supfile OpenXM/misc/openxm-cvs-supfile を参照いただきたい.